駐車場のライン・枠番の必要性とその効果
駐車場のライン・枠番は、利用者の利便性や安全性に影響するため重要であり、その役割は大きく3つあります。
・ドライバーの目印となり、駐車しやすくする。
・適切な位置に駐車でき、隣の車両との距離を適正に守り、安全に車を停めることができる。
・駐車して良いスペースとそうでないスペースを区別できる。
駐車場のラインが契約にも影響あり!?
駐車場探しをする人は、実際に現地を見て契約することがほとんどです。そのため、ラインや枠番が薄くなっている駐車場は、「停めにくい」というネガティブなイメージを与えてしまうので、敬遠されがちです。
また、駐車場利用者が「停めにくい」と感じると、同じ条件で停めやすそうな駐車場が近くに見つかれば、解約して移動されてしまうこともあり、機会損失が発生する可能性もあります。

ラインと枠番施工の事例
実際に、当社で施工した2事例になります。
「停めにくい駐車場」との入居者からの声から施工を実施し評価が一変しました。
特に【事例②】は駐車の敷地が狭く、斜め駐車の必要がある場所であることから、ラインがはっきりしたことで駐車時のストレスが激減したと利用者から高い評価をいただきました。
【事例①】 大阪府T市 マンション駐車場 駐車場35台
施工前写真 施工後写真 施工前写真 施工後写真
【事例②】 兵庫県A市 マンション駐車場 駐車場15台
施工前写真 施工後写真
施工コスト削減手法
ラインと枠番引き直し施工には車の移動が必要になります。施工中の移動先確保の面倒や、そのための費用が発生することから、ラインや枠番の引き直しを後回しにしたり、避けてしまう傾向にあります。
こうした施工の最大の懸念といえる、車の移動の必要がなくラインや枠番の引き直しを実施可能であることは意外と知られていません。
ライン・枠番の引き直し施工は、施工業者によっては、車移動をすることなく引き直しが可能であるため、利用者へ車移動のストレスを感じさせないばかりか、余計な費用負担がなく施工ができます。
車高が低い車両がある場合や、地面の状態によって施工が不可の例外はありますが、引き直し施工を検討する場合、施工業者にそうした施工ができるかを聞いてみられることをおススメします。

※参考:当社施工事例比較(車移動が必要な場合、近隣駐車場を何台確保できるかによって、施工日数が変わります)

まとめ
二つの事例写真をみていただけば、ラインや枠番を引き直すことで、視認性が向上することが理解いただけると思います。利用者のストレスを緩和することにもなるので、利用者の契約維持及び、契約機会の損失を低減するためにも、駐車場ラインや枠番の引き直しは積極的に検討すべき補修のひとつだと思います。
駐車場の引き直し施工は経営上、不可欠であるからこそ、今回お伝えした車を移動しない施工方法を検討いただき、コスト削減を実現してみてください。